どーも、こんばんは!かーずです。
今回は、エンジニアのためのエンジニアによるエンジニア応援団団長がお送りする
便利ツールのご紹介です~(パチパチパチパチ
実際に使用していて便利だなーと思うツールを紹介するコーナーです。
さっそくですが、みなさん。
ターミナルソフトは何を利用していますか?
やはり「TeraTerm」ですか?
確かに「TeraTerm」はWindowsユーザの中ではかなりの歴史あるターミナルソフトなので
まず、第一候補にあがるくらいの認知度だと思います。
しかし、ここ数年では「RLogin」という国産ターミナルソフトが結構アツいと思います。
さっそく、この RLogin について紹介していきます。
目次
インストールについて
こちらから、[1.3 インストールおよびアンインストール] を確認してみてください。
各種設定の紹介
1.サーバへの接続先がいくつも設定できる
TeraTerm にも [TeraTerm Menu] がありますが、なんかちょっと使いづらい・・・。
RLogin には、複数の接続先を保存しておくことができます!
もちろん、タグのように接続先名も変えられるのですぐにどのサーバかわかるようになっています。
2.サーバ一覧のタブ表示がめっちゃ便利
これはものすごく便利な機能ですね!
サーバ一覧からタブを作成することができるので、カテゴリごとに分けてみたり、企業ごとに分けてみたりといったことができます。
なので、自分の環境では色々とタブを作成して細かくサーバの接続先を分けたりしています。
3.ターミナル画面をウィンドウ内で分割表示できる
接続するサーバによっては、コマンドを実行する画面とログを監視する画面などでいくつかターミナルを立ち上げてみたりすることってよくありますよね。
そんなときには、赤枠内のアイコンから縦だったり、横だったりに好きなように画面を分割できます!
また、複数のサーバに対してコマンドを同時送信することもできます!
4.SFTPの接続もできちゃう
TeraTerm などを使用している場合では、WinSCP などの SFTPツールを使用してファイルのやり取りをすることってよくありますよね?
なんと RLogin では、このまま SFTP の接続ができます!
そうです。SSH は22番ポートで接続が行われるので、そのまま SFTP もできるわけです。
これで SFTPツールからおさらばしてください。
5.とにかく設定が細かく行える
兎にも角にも設定が非常に細かいので少しだけ紹介します。
・KeepAliveパケットを送信できる
サーバに接続しているときに一定時間通信が行われない場合には自動的に SSH の切断が行われてしまいますよね。
地味な嫌がらせをしてくるので、ここで KeepAliveパケットの設定を行っておくと切断されなくなります!
でも、これは TeraTerm でもできるはず。
・サーバ接続時にスクリプトを発火できる
とあるサーバではログイン時に、必ずとあるコマンドを打つことって割とありませんか?
用途は様々ですが、そのような場合には予め設定しておいたスクリプトを自動的に発火させてログインとセットでコマンドを自動実行してくれます!
この例は、踏み台サーバからメインサーバへアクセスする際のスクリプト設定
・サーバ上で実行されたログを取得できる
基本的にはターミナルソフトならログは取得できますが、ログを保存する形式を [LINE] にするのが良い。
[LINE] は、ターミナル上で1行1行ごとにログを保存していく形式になっています。
これの何が便利かと言うと・・・
例えば [RAW] 形式の場合、文字が入力された瞬間にはログが書き込まれていくため、間違えてコマンドを入力した際に、Backspace で文字を消しますよね?
その間違えたコマンドはすでにログに書き込まれてしまっているため、ログ上ではさらにわけのわからないログが書き込まれてしまっています。
・正常にコマンドを実施したときのログ [XXXXXXX@XXXXXXX]$ date ・間違えたコマンドを正しく直したときのログ(※[data]と間違えて入力) [XXXXXXX@XXXXXXX]$ datae ※上記パターンでは、[date] コマンドを実施しています。
↑ [datae] ってなんや・・・。これじゃ、せっかくのログもわからなくなってしまいますよね。
・クリップボードの設定が細かい
クリップボード系でよく思うのは Windows のコマンドプロンプトですよね。非常に使いづらいですね~~~。
今でこそ、少しだけ見栄え等も変えられるようになってますが・・・まぁ・・・。
RLogin では、より細かく設定できます!
設定欄の説明通りなので詳しくは解説しませんが、以下のような設定にしています。
・ターミナルの背景も設定できる
ターミナルをお気に入りの背景にしたい!といった要望もここで設定できます。
背景は設定してないですが、「テキスト描画」ってところで接続先のサーバ名などを表示させるようにしてます。
こんな感じで表示される。
・ショートカットの設定ができる
ほんっとこれ便利。
カスタマイズをすることで思い通りの操作を行うことができます!
自分の場合は、
[Ctrl] + [W] で、接続サーバを切断(ブラウザのタブを閉じると同じ感覚)
[Ctrl] + [V] で、クリップボードからターミナルへ貼り付け
[Ctrl] + [N] で、新規に接続先を開く
[Ctrl] + [↑] で、ターミナル画面を分割表示
などなど・・・。
ヘビーなショートカットオタクなのでかなりの数をカスタマイズして使ってますw
・おさかなさんが飼える!!!!!!
はい、ターミナル上におさかなさんを飼うことができます!
これなら、インスタ映えも狙えるのではないでしょうか?
こんな感じ。
・・・ぼくは設定してませんけどね。
少しだけと言ってもこんなに便利な機能がありますね。
ほんとになんでもできるので、色々触ってカスタマイズしてみてください。
設定の複製について
上記で紹介した設定を行った場合、設定一つ増やすたびに全部の接続先に同じ設定をするの!?と思っていませんか?
例えば、
「Server-01」と「Server-02」の接続先があった場合に、以下の手順で設定の複製を行うと
[サーバー] 欄以外の設定内容が全て置き換わります!
このようにすれば、どこかで設定を合わせたい場合にも統一化することが可能です。
接続先の新規作成時はもちろん、既に作成済みの接続先を他の接続先の設定に上書きすることもできます。
ちなみにですが、複製用の設定を一個作っておくとかなり便利ですよ。ぼくはそうしてます。
RLogin のバックアップについて
ここまでで、いろいろな設定内容について紹介しました。
長い間使用すればするほど、接続先の情報はたくさん保存されていくと思いますが、RLogin では、設定の追加や編集などを行ってきたデータ自体を プライベートプロファイル(RLogin.ini)として保存することもできます!
つまり、PCの環境が変わったとしてもこのファイルさえあれば、何ら問題なく復元可能なのです。
プライベートプロファイルの作成方法は、「ヘルプ」 → 「プライベートプロファイル作成」をクリックしてください。
保存場所は ターミナルソフトウェア(RLogin.exe)と同じパスに保存されます。
※復元の際は、ターミナルソフトウェアと同じパスに移動をすれば設定が復元されます
まとめ
いかがでしたでしょうか?
初回ということもあり、スクショ盛々の記事になってしまいました ^^;
「いまいち、使いづらい・・・」
「ターミナルをもっとカスタマイズしたい」
といった不満点などがある方は、ぜひ RLogin を試してみてもらえればと思います!
きっと、気に入ると思います。
それでは、ここら辺でターミナルソフトウェア紹介は終わりにします。
バイバ~イ 🙂