シードライブでは、未経験者やスキルアップ希望者のために、社内でPHPやAWSなどの技術研修が行われています。
今回は業界未経験で社内研修を受けた新人エンジニアに、研修の様子を聞きました。
PHPで簡単なユーザー登録フォームを作成したとのことですが、実技以上にタメになる何かを学んだようです。
目次
前提条件と完成形
言語・環境:
- PHP
- HTML
- MySQL
バリデーション:(各項目の値をチェックする)
- ニックネーム
- 未入力
- 16文字以内
- メールアドレス
- 未入力
- メールアドレスの形式チェック
- パスワード
- 未入力
- 半角英数字のみ許可
- 4文字以上
- 16文字以下
- 画像
- 拡張子「.png , .jpg , .gif , .jpeg , .bmp」チェック
- メールアドレスチェックには、正規表現を使用しました。
//メールアドレスの正規表現
$email_mold = "/^([a-zA-Z0-9])+([a-zA-Z0-9._-])*@([a-zA-Z0-9_-])+([a-zA-Z0-9._-]+)+$/";
完成形
上記の条件で、以下のフォームが出来上がりました。
フォームを作るまでの過程が大事だった!
作成物のイメージをご覧い頂けたかと思いますが、この研修の素晴らしい点はフォームを作れるようになること、だけではありません!
「どうすれば作れるようになるのか」ひいては「作ろうとしているものに必要なことは何か把握する」ということに重点を置いています。
ここが非常に重要でした。
コードを書くこと自体は、正直一人でもどうにかなります。
しかし、「ゼロからどう作れば良いのかの思考法」は実際に業務に携わる方から教えていただかないと、なかなか難しいものがあるのではないでしょうか。
そこでフォームを作る前に、まず作成したものがこちら↓
フローチャートです。今回はExcelで作成しました。
全体を載せると長くなるため、一部を掲載。
事前に、「何をしたくて、そのためにどんな処理が必要なのか」を整理しておくこと。
ここに、全体時間の5割は使いました。
あとは思った通りの動作をするように調べつつコードを書いていけば良いので、結構サクサク作れました。
このように、研修では「実際にエンジニアとして働く」ことを意識させてくれる講義が多く、独学でやるプログラミング勉強とは一味ちがいました。
まとめ
講義で行った流れをまとめると、
1.フローチャートを書きながらやることをまとめる
2.やることを決めたら、コーディングする
3.コーディング中、分からない箇所をググる
4.講義時間でコードレビューしてもらい、ブラッシュアップ
5.「3~4」を繰り返す
こういった感じです!
「やるべきことを整理する能力」、「必要な情報を検索する能力」この2つを鍛える良い訓練になりました!
ただ作るだけでなく、イチから作れるようになるか。
そこを意識して学習できるかが重要なのかもしれません。